【事例】その4)死にたいと思ったのはなぜ?

これ の続き。

結婚に希望を見出せない方の多くは、親をみて「こんな夫婦にはなりたくない」と思うからですよね。ちっとも楽しそうじゃないお父さん、そのお父さんといつも激しい言い争いをしているお母さん、なんで離婚しないの?情があるから、住む家があるから、お金があるから。

しかしお母さんの口から定番の「経済力がないから離婚」できない、という発言はなかったそう。これが不思議です。

 

ここで新たなキーワードが出てきました。お父さんは「卑屈」だったそうなのです。負い目に感じていたのはご自身の学歴。それも経済的なこととかではなくて、中学時代に長期入院してしまったことが望む学歴を得るための支障となったそうです。

 

卑屈の反対は傲慢、おとうさまの高圧的な部分はここに端を発するのでしょう。

 

おとうさまが学歴の足らずの部分を埋めようとされたのかもしれませんが、おとうさまの知識、教養はご相談者さまによい影響を与えたようです。ご相談者さまがご自身のお友達から得た評価をうかがって、さきほどのビジュアルスクワッシュの際に出てきた「やりたいこと」が思い出されました。

 

ポジティブな流れとして、「勉強をして困っている人を助けたい」と出てきたのです。勉強したいこととはなんでしょうか。

 

マンションの運用・管理、投資信託、引き寄せの法則。

 

あれ、あれ、そっちですか!とにかくお金の心配をしたくない。

 

経済力がないために離婚できなかったおかあさま由縁の心配としては、ちょっとベクトルが違うような感じですね。

 

起業をしたいというお気持ちがあるなら、当然そこで稼ぐことが目標となるわけです。しかし、起こす事業で稼ぐのではなくて、ほかで稼ぐことを考えていらっしゃる。

 

ということは、ということは、やりたいことでは稼げないと思っていらっしゃるわけです。お金の不安ではなくて、やりたいことがお金につながらない、評価されない、と思っていらっしゃることこそが問題のようです。

 

やりたいこと、実はかなり具体的に計画をお持ちでした。そのことに対して発揮できる才能もお持ちでした。つまりは、つまりは、その才能、リソースに対して盤石の自信を持てないことこそが解決すべき箇所でした。

 

才能を最初に否定したのはおとうさま、そのことのダメージはさほど感じていらっしゃらないようでしたが、才能への評価を受け取ることは苦手になられたようです。そして才能を発揮することに集中するのではなくて、ついお酒を飲んでしまう、という罪悪感もお持ちでした。

 

評価を受け取れたなら、自信をもって才能を発揮することができる、表に出ることができる、と。

 

ここで再びビジュアルスクワッシュです。

 

評価を受け取らないことで得られるのは黄緑の「よかったー」、評価を受け取ることで得られるのは緑の「安心」、両者を統合すると「板」になりました。

 

板????

 

板と聞いて、自分を守る盾にするためかしら、と思ったらそうではなくて、何かを作る材料とするための板でした。

 

それでハンコ作ります、と。

 

起業されるものの社名のハンコです、いいじゃないですか!!

 

ここから起業内容を具体的にする行程となったのですが、なんと、これまでの活動の結果をまったく残していらっしゃらないとのこと。自分がやったことを残しておくのは気持ち悪い、とおっしゃるのです。実績、業績をアピールすることは大切ですよね。

 

これもまた、ご自身の才能への否定となっています。

 

続く。

明日(11/5)は 14:00〜 恒例「たこ焼き部活」です。

 

赤ワインしかありませんので、好みの飲み物ご持参ください。

 

どなたさまもお気軽にお越しくださいませー。

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