【事例】続)クビにされるのが嫌だったらどうすればいい?

これ の続き。

 

社長の暴言、言動のバイオレントなとこ、それはAさんを怯えさせます。ただ怖いのではなくて、過去の前例のように自分も社長の気分次第で馘首されてしまうのでは、というのが一番恐れていることです。それは単に乱暴な言動に怯える、ということとは違うのですね。

馘首の恐れさえなければ有能なAさんは、いわば駄々をこねるワガママな子供をいなして、はいはい、とあしらっておけばいいのです。Aさんがいれば業務はまわっていくのですから。

 

 

試しにここでAさんが会社を牛耳ることの是非についてサイコロ振りましたら、なんと、火天大有の上爻が!

 

乱暴な言動の男性、Aさんの周囲にいなかったかと探してみましたが、いないのですねー。元ご主人さま(離婚されてます)、実父さま、ご両親双方のお祖父さま、どこにもバイオレントな男性はいないのですよ。かろうじて元ご主人さまのお父様、つまり義父さまが酒乱であったとわかりましたが、それが元ご主人さまに強い影響を与えた気配もありません。

 

困った、困った、こまどり姉妹。シャドーの大元となるものが見つかりません。

 

社長さま、実父さま、元ご主人さま、この3名がAさんに大きく影響を及ぼした方々です。

 

違います(どっちやねん。

 

実父さまはAさんに影響を与えていない、とおっしゃるのですよ。

 

違います(だから、どっちやねん!

 

実父さまの印象が残っていない、とおっしゃるのです。よくあるケースです。単身赴任とかだったらそもそも不在なので存在が希薄なのは当然なのですが、ひとつ屋根の下に住んでいても仕事が忙しくてほとんど顔を合わせてあいとか、食卓を囲んだ記憶に父親が存在してないとかね。

 

父親の欠落により母親との密着度が高まったことが問題の原因であることが多いのですが。

 

が。

 

Aさんの場合はそれでもありませんでした。

 

実父さまとは距離があった、とおっしゃるのです。目の前にいても近づけない感じ、頼れない感じ、それはAさんを「甘えられない女性」にしてしまいました。これも、納得の図式なんですが、それが暴言社長に繋がるのがどうもわかりません。

 

甘えられないから頑張る、だから肩の荷がどんどん重くなる。たしかにあまり有能ではない、頼りにならない社長が頼れなかった実父さまのシャドーとなってもそうおかしくはないのですが、どうもしっくりきません。

 

社長さま、実父さま、元ご主人さま、この3名さまについて語っていただくと、共通の言葉がでてきました。楽観的だ、危機感がない。

 

楽観的であることは、ポジなイメージがありますが、危機感がない、は困りますね。社長さまと元ご主人さまが楽観的で危機感がない「せい」でAさんはたしかに危機に陥れられてしまいました。元ご主人さまとは破綻してしまいましたが、現状社長さまの危機感のなさの「せい」でAさんは東奔西走させられています。でもそれは、嫌なことばかりではありません、自分の力を発揮して、手応えも得ていらっしゃるのです。これがですね、「隠れた自己」のカードが示すところの、自負&矜持なのですよ。

参考エントリー:自負とか矜持とか

 

これがあるからこそAさんは、扱いにくい社長さまを「はい、はい」とあしらうことができるのです。

 

では、実父さまが楽観的であること、危機感がない「せい」でAさんはどうなってしまったのか。

 

ようやく出てきたもの、それは「向き合ってもらえていない」という感情でした。

 

元ご主人さまと離婚して傷ついて実家に戻ってきたとき、おかあさまからは非難されました、うちの娘が離婚なんかして!と。

 

では、おとうさまは?

 

非難こそされませんでしたが、傷付いた娘を癒すこともありませんでした。おとうさまは遠巻きに見ているだけの人だったのです。

 

小さい頃からずっと。

 

手を伸ばして拒まれるよりも、いないよりも、ただ遠巻きに見ているだけの人というのはその距離感に困るのではないでしょうか。

 

ボールを投げても、投げ返してくれるどころか受け取ってもくれない。Aさんの気持ちは行き場所がありませんでした。

 

おとうさまとおかあさまは、一見うまくいっている夫婦だったようです。

 

では問題です。うまくいっているように見えて、実はうまくいっていない関係とはどんな関係でしょうか?

 

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とても頑張って書いたので読んでください!!

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